長万部孝太郎の投資とプログラミング

定年退職後、投資、副業にからめてプログラミングを通じてツールを作っていくブログ

Excel株投資をSeleniumBasicと楽天RSSで全自動化してみた。

 

 

Excel株投資 1日5分の分析から月13万円を稼ぐ』という書籍がある。

どうやら、四季報の情報をExcelに入力して、将来有望株を探すようだ。

スクリーニングだけでできれば、簡単なのだが、証券会社のスクリーニングだけでは、今期売上10%増、営業利益10%増、営業利益率10%以上程度でしかスクリーニングできない。

これだけでも、12件までに絞られた。

この後、これらの銘柄一つ一つについて四季報から、前期、今期、来期の売上、営業利益、純利益、一株利益、現株価、実績PER,現PER、時価総額四季報見出しを入力し、これらの変化率、業種別PERからさらに有望な銘柄を選択していく。

 

12銘柄なので、死ぬほど大変ではないがそれでも、コピペするだけでも大変。

しかも見るところがずれると間違える。

 

そこで自動化を試みる。


楽天RSSは銘柄コードを指定して、関数を書くだけで各種状況が得られるので一番簡単。が、四季報には対応していない。サポートにも聞いたが今のとろろ対応する予定もないとのこと。

RSSで取得できるのは現在の株価、PER、時価総額など。リアルタイムでとれるから更新の手間がいらないところがよい。

 

 

その他はVBAでseleniumBasicを使ってWEB画面から情報をとってくる。
楽天でもSBIどちらでもよかったが、実績PERがみれるのでSBIにした。

久々にコードを書いたので、細かいところで引っかかったがとりあえず、昨日の休日の数時間でとりあえず動くものはできた。

SBI四季報は、表形式でできているので、予想外に情報をとってくるのは簡単。
ほぼすべての四季報の情報をとってこれるが、唯一とってこれないのが、というか情報がないのが、過去の実績PER。これはSBIのページでは、javaScriptだと思うが、perの変化グラフ上にマウスを置くと、ポップアップで最高PER,最低PER,平均PERが表示されるのでこれを目視で手打ちすることにした。
表示されているのだからどこかにデータはあるのだろうが、ちょっと探したところ見つからないので後回しにした。

書籍では、業績別PERの票と、来期増益率の票で予想PERを導き出しているが、よくよくセルの計算式計算式を見ると、VBAの式だけで計算できるのでこれを採用。

手打ちで12銘柄は慣れないせいもあり、5時間ほどかかったが、今回作ったマクロでは、1分かからずデータが取得できた。

さらにこれがよいのは、スクリーニングした銘柄だけでなく、現在自分がもっている銘柄に関しても、銘柄コードを入力するだけで、ファンダメンタルの有効性が一目でわかるので、現保持株が将来性があるかどうかが一目でわかる。
四季報を目で見ると、来期に何パーセントの伸びがあるかとか、探すのも面倒だし、安産するのも面倒。
 ROEROA自己資本なども持ってこれるのでさらに判断材料を付け足すことが簡単。
 馬ちゃんの黒字化銘柄の検索にも使えそう。